J project 行動記録





#10〜#12
#9 2008年11月19日〜12月14日(26日間)+旅程打切帰路3日間
鉄道路/モノレール (乗車距離)
JR関西空港/阪和線[関空快速] 関西空港→日根野→大阪 57.0 km
JR福知山線 大阪→谷川(兵庫県) 80.7 km
JR加古川線 谷川→加古川 48.5 km
JR山陽本線[新快速] 加古川→姫路 15.7 km
JR山陽本線 姫路→岡山 88.6 km
JR吉備線 岡山→総社(岡山県) 20.4 km
井原鉄道井原線 総社→神辺(広島県) 41.7 km
JR福塩線 神辺→三次(広島県) 76.7 km
JR芸備線[快速] 三次→広島 68.8 km
JR山陽本線[快速] 広島→徳山 110.2 km
JR[山陽新幹線]こだま 徳山→新山口 44.3 km
JR宇部線 新山口→草江
宇部新川→宇部
28.6 km
JR山陽本線 宇部→下関 43.6 km
JR鹿児島本線 下関→小倉(福岡県) 11.8 km
JR日豊本線 小倉→亀川(大分県) 114.9 km
JR久大本線 大分→由布院→久留米 141.5 km
JR鹿児島本線[準快速] 久留米→博多 35.7 km
福岡市営1号線 博多→福岡空港 3.3 km
大阪モノレール 大阪空港→蛍池 1.4 km
阪急電鉄宝塚線[急行] 蛍池→十三 9.5 km
  〃  神戸線[特急] 十三→三宮 29.9 km
神戸市営地下鉄西神・山手線 三宮→新神戸 1.3 km
JR[山陽新幹線]こだま「0系」 新神戸→新大阪 36.9 km
JR[東海道新幹線]のぞみ 新大阪→名古屋 186.6 km
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線 名古屋→金城ふ頭→名古屋
 →金城ふ頭→荒子川公園
 →金城ふ頭→名古屋
74.8 km
JR東海道本線[快速] 名古屋→岐阜 30.3 km
名古屋鉄道名鉄各務原線 名鉄岐阜→三柿野→名鉄岐阜 25.8 km
JR東海道本線 岐阜→米原 49.6 km
JR東海道本線[新快速] 米原→京都→三ノ宮 141.1 km
神戸市営地下鉄西神・山手線 三宮→新神戸 1.3 km
JR[山陽新幹線]ひかり 新神戸→姫路 54.8 km
JR姫新線 姫路→津山(岡山県) 86.3 km
JR津山線[快速] 津山→岡山 58.7 km
JR宇野/瀬戸大橋線[快速] 岡山→茶屋町→児島(岡山県) 27.8 km
JR瀬戸大橋線
[寝台特急]サンライズ瀬戸
児島→坂出(香川県) 22.7 km
JR予讃線 坂出→高松 21.3 km
  〃  [快速] 高松→宇多津 25.9 km
JR予讃線 宇多津→松山
 →伊予長浜廻り→八幡浜
236.9 km
JR日豊本線[特急]ドリームにちりん 臼杵(大分県)→高鍋(宮崎県) 144.4 km
JR日豊本線 高鍋→宮崎 26.3 km
JR日豊/日南/宮崎空港線 宮崎→宮崎空港 6.0 km
JR宮崎空港/日南/日豊線
[特急]にちりん(特急券不要)
宮崎空港→宮崎 6.0 km
JR日豊本線 宮崎→隼人(鹿児島県) 94.8 km
JR肥薩線 隼人→吉松 37.4 km
  〃  観光列車しんぺい 吉松→人吉 35.0 km
JR肥薩線 人吉→八代 51.8 km
JR鹿児島本線 八代→熊本 35.7 km
JR豊肥本線 肥後大津(熊本県)→熊本 22.6 km
JR鹿児島本線 熊本→新八代 32.9 km
JR鹿児島本線
肥薩おれんじ鉄道線
新八代→八代→川内(鹿児島県) 119.7 km
JR[九州新幹線]つばめ 川内→鹿児島中央 46.1 km
JR鹿児島/日豊各本線 鹿児島中央→鹿児島→隼人 31.1 km
JR肥薩線 隼人→嘉例川(鹿児島県) 11.9 km
沖縄ゆいレール 那覇空港→旭橋→赤嶺→壺川
 →旭橋→那覇空港
17.6 km
以下旅程打切帰宅
仙台空港鉄道仙台空港線
JR東北本線
仙台空港→名取→仙台 17.5 km
JR[秋田新幹線]こまち 仙台→大曲 259.1 km
合計 3,150.8 km
主な目的地

乗車軌道路ほぼ全線

搭乗航空路全便

11/22 山口宇部空港

11/23 築城基地航空祭

11/24,25 大分空港

11/25 大分ホーバーフェリー

11/27〜29 ポートメッセなごや
航空宇宙産業技術展/AITEC2008

11/30 岐阜基地航空祭

12/1 JR京都駅前
および東本願寺

12/3 高松空港

12/4〜6 松山市内(主に大街道)

12/6 松山空港

12/7 新田原基地航空祭

12/8 宮崎空港

12/10 熊本市内(主にJR熊本駅前)

12/10,11 熊本空港

12/12,13 鹿児島空港

12/14 那覇基地エアフェスタ
バス (乗車距離)
山口宇部空港→JR宇部新川駅前 5.0 km
JR亀川駅前→大分空港 32.3 km
大分港→JR大分駅前 2.7 km
JR高松駅前→高松空港→JR高松駅前 32.0 km
JR高鍋駅前→新田原基地航空祭
 →JR高鍋駅前
54.0 km
JR熊本駅前→熊本空港
 →JR肥後大津駅南口
28.4 km
JR嘉例川駅前→鹿児島空港
 →JR嘉例川駅前
9.4 km
合計 163.8 km

路面電車 (乗車距離)
伊予鉄道 JR松山駅前→勝山町
 →JR松山駅前
4.6 km
 〃 坊っちゃん列車 JR松山駅前→道後温泉 4.1 km
伊予鉄道 道後温泉→大街道
勝山町→JR松山駅前
 →勝山町→JR松山駅前
9.1 km
熊本市営 田崎町→JR熊本駅前 0.5 km
合計 18.3 km

海路 (運航距離)
大分ホーバーフェリー 大分空港→大分港 33.5 km
宇和島運輸フェリー 八幡浜港→臼杵港 72.5 km
合計 106.0 km

タクシー (乗車距離)
JR八幡浜駅→八幡浜港 1.8 km
臼杵港→JR臼杵駅 1.4 km
熊本空港→空港滑走路地下道抜け 1.9 km
熊本空港ターミナル対側道→熊本空港 3.0 km
合計 8.1 km

航空路 (地点間直線距離)
JAL 秋田 →関西 725.7 km
JAC 福岡 →伊丹 477.5 km
ANA 鹿児島→那覇 690.1 km
以下旅程打切帰宅
JAL 那覇 →中部 1,300.2 km
CRF 中部 →仙台 516.9 km
合計 3,710.4 km
自家用普通車
自宅→秋田空港 41 km
JR大曲駅→自宅 12 km
合計 53 km
乗用車ヒッチハイク
鹿児島空港入口 0.5 km


Co2排出負担量
※フェリーを除く
16.82kg/日(29日間)
軌道車 3,169.1 km × 19g = 60.21kg
バス 163.8 km × 51g = 8.35kg
普通乗用車 61.6 km × 173g = 10.66kg
旅客機 3,710.4 km × 110g 408.55kg
合計 7,104.9 km 487.77kg

経費
鉄道/モノレール 62,260円 2,395円/日
特急券分 8,780円
フェリー 5,300円
バス 6,180円
路面電車 1,400円
タクシー 2,930円
旅客便座席替え 1,000円 普通席→クラスJ
飲食 39,329円 1,513円/日
宿泊 56,425円 11泊分
洗濯 1,120円 5回分
コイン・ロッカー 3,400円 8籠分
その他雑費 2,513円 郵送、細工品等
合計 181,857円 6,995円/日

2,104カット
(72.6カット/日)
撮影枚数(29日間)
撮影コスト 86円/カット

別掲
フィルム 59,964円 24EX×21本
36EX×44本
前売り航空券 39,100円 3便分
 〃 取消差損 15,260円 3便分
携帯電話 10,526円 定額料金日割
+通話料金
旅程打切帰宅 82,389円 宿泊2泊、航空路2便、空港連絡線、
新幹線、飲食、手荷物郵送

遺失物
ステンレスホドル
 来年は実に様々な事情が重なり、大掛かりな遠征は控えることになるので、この遠征では、今年のうちに行っておきたい所、主に四国、九州、沖縄に重点を置いて日程を組んだ。
 秋田から空路で大阪入りし、鉄道路で九州北部に渡り、一旦、名古屋まで戻った後、今度は四国を通って九州南部へと渡った。
 この間の日程は至って順調だった。山陽の紅葉を列車の車窓から楽しみながら、その後、山口宇部空港に立ち寄り築城基地航空祭を観覧して大分空港へ。大分空港到着時は生憎の天気で撮影も諦めかけていたが、雲間から日差しが輝き始め、見る見る綺麗な二重の虹がかかった。初めて目にする海面から立ち昇る虹柱に何とも言えない感動を覚えた。
 この後、福岡から空路で名古屋入りすることになっていたが、その直前に「0系新幹線、今月末で終業」を知り、目的地を大阪に変更、必死で目指した0系のはずの新幹線は何と700系、「ひかり」と「こだま」を見事に間違えた。乗り遅れて正解だった。しっかりダイヤを確認し、翌朝、0系と700系を乗り継いで名古屋まで。これまた必死で「AITEC2008」開幕の10:00に間に合ったが、開幕式は出展関係者だけの入場で既に始まっていた。3日間行われるこの展示会には、前2日だけ入場し後はゆっくり休むつもりでいたが、2日目の朝にやや疲れを感じ昼までゆっくりしたため、結局、全3日間通ってしまった。そもそも商談目的のこの展示会、受付時に自分の職種のカテゴリーがなく、「その他」を選んだら「その他メーカー」のパスを付けられた。しばしば場違いな雰囲気に萎縮しながらも、充分満喫しながら名古屋を後にし、翌日は岐阜基地航空祭へと向かった。 その後、途中、京都で撮影を嗜みながら、再び西へと向かった。時間が許せば岡山空港へも立ち寄りたかったが、岡山駅では撮影データの書き出しに忙殺された。その後、ほろ酔い気分で夕陽の瀬戸内へと向かったが、電車が一本遅かった。翌朝の朝焼けに掛けようと瀬戸大橋を寝台特急で走ったが、これはほんのちょっと電車の時間が早かった。でも何とか撮るには撮った。
 高松空港の次は松山空港の予定だったが、ここで溜まった旅の疲れが出る。松山のホテルで2泊し「坊っちゃん列車」を満喫した。そのお陰で松山空港滞在は、たったの2時間程度。もう2時間は居られたが、丁度発着便の切れがよく、その後の電車を特急で調整するのを取りやめた。その日のうちに九州臼杵入りし、新田原基地航空祭の後、宮崎空港、熊本空港と巡り、鹿児島空港最寄り駅の嘉例川に着いて、やっと安堵の笑顔が戻ってきた。
 宮崎から熊本へ向かう肥薩線の吉松=人吉間はスイッチバックやループの観光路線になっており、しんぺい号(下りは、いざぶろう号)では車内の案内や各駅での長時間停車などで充分に風景や操車を楽しめた。天気が概ね回復してくれたのも幸いした。
 最終目的地である那覇空港に胸躍らせて降り立ったのも束の間、翌日の那覇基地エアフェスタの朝に、脚立の手配をしていなかったことに気付くが、時遅し。結局、ワクワクのフェスのはずが、怒りを抱えたままの一日となってしまった。家族の迂闊なアドバイスを鵜呑みして、家族にも自分にも腹が立ち、もう10日間も那覇空港で楽しく撮影する意欲が完全にシラケてしまった。怒り心頭で帰宅した後に解かったが、この遠征は今までになく過酷だったことを、疲労が原因の発作的体調不良で実感した。3度の野宿での氷点下、電車移動を軽く見たための不十分な休養、軽く見ていた手荷物の重量など、反省すべき点が多々あった。事実、これまでは一日平均約1,200円だった飲食費が、今回は300円ほど増加している。体が欲するものを補給していった結果だ。経費削減もこのプロジェクトの重要課題だが、疲れのコントロールが、これから進展していくこのプロジェクトの最重点課題となりそうだ。
 遠征が沖縄で打ち切りになったお陰で、今年ものんびりとしたクリスマスを過ごしてしまった。予定通りだと、クリスマス帰宅だったのだが、、、 
【後日談】
 帰宅後間もなく、お笑いタレントでアスリートの間寛平氏が世界一周マラソンに出発した。私はアスリートではないが、そのスピリットには全く同じ波長を感じる。自分だけの道を模索し続ける「放浪癖フロンティア人」として、心から声援を贈りたい。
2009年1月9日 秋田空港 / JR秋田駅前 走行距離:約130km Co2排出量:約15kg 撮影枚数:45カット
2009年1月18,19日 山形空港 / JR山形駅前(悪天候につき撮影見送り) 走行距離:362km Co
2排出量:42.0kg 撮影枚数:53カット


#8 2008年9月5〜7、9〜13日、9月16日〜10月7日、10月13〜15日(33日間)
主な目的地
三沢空港、八戸航空基地祭、三沢基地航空祭、横手駅→奥羽/陸羽西/羽越/白新線経由→新潟駅、
佐渡汽船:新潟港→両津港、佐渡空港、新潟駅→信越/羽越/奥羽線経由→大曲駅、
(庄内空港および新潟空港に立寄)、富山空港、金沢駅前、小松基地航空祭、能登空港、富山駅前、
信州まつもと空港、松本駅前、成田空港、成田駅前、市川駅前、市川駅→総武本線→錦糸町駅、
東京駅丸の内口周辺、東京メトロ副都心線渋谷駅、
パシフィコ横浜(国際航空宇宙展2008)、浜松基地エアフェスタ、(福島空港および山形空港に立寄)
大曲駅→奥羽線→和田駅、秋田空港→羽田空港、羽田空港、新橋ヤクルトホール(プロジェクト外目的)、
ひたち野うしく駅→常磐/東北本線経由→北上駅、水戸駅前
※群馬県上野村「御巣鷹の尾根」は、通行止めのため延期
走行距離 2,191 km
ガソリン使用量 232.78 リットル
内、冷暖房アイドリング 約8 リットル
平均走行燃費 9.75 km/リットル
平均単価 163.7 円/リットル

他頼車走行距離
自家用車 48 km
バス 27 km
ヒッチハイク 1.5 km
Co2排出負担量
※カーフェリーを除く
10.56kg/日
軽自動車 2,192.5 km × 116g = 254.33kg

アイドリング換算
39.0 km × 58g = 2.26kg
普通乗用車 48.0 km × 173g = 8.30kg
軌道車 1,821.2 km × 19g = 34.60kg
バス 27.0 km × 51g = 1.38kg
旅客機 453.7 km × 110g 50.03kg
合計 4,590.4 km 350.90kg

鉄道路 (乗車距離)
JR奥羽本線 横手(秋田県)→新庄(山形県) 79.7 km
JR陸羽西線 新庄→余目(山形県) 43.0 km
JR羽越本線 余目→新発田(新潟県) 128.7 km
JR白新線 新発田→新潟 27.3 km
JR信越本線 新潟→新津(新潟県) 15.2 km
JR羽越本線 新津→秋田 271.7 km
JR奥羽本線 秋田→大曲(秋田県) 51.7 km
JR中央総武線 市川(千葉県)
 →錦糸町(東京都)
10.6 km
JR総武本線 錦糸町→東京 4.8 km
JR山手線 東京→渋谷 14.0 km
東京メトロ 副都心線 渋谷→新宿三丁目 3.6 km
  〃  丸の内線 新宿三丁目→新宿 0.3 km
JR中央本線[快速] 新宿→御茶ノ水 7.7 km
JR中央総武線 御茶ノ水→錦糸町 4.3 km
JR総武本線 錦糸町→市川 10.6 km
相模鉄道本線急行
および、横浜高速
瀬谷←→横浜
 ←→
みなとみらい / 4往復
68.8 km
JR東海道本線 横浜→浜松(静岡県)→横浜 456.6 km
JR奥羽本線 大曲→和田(秋田県) 38.4 km
東京モノレール[空港快速] 羽田空港第2ビル→浜松町 17.8 km
JR山手線 浜松町→新橋→上野 6.7 km
JR常磐線 上野→水戸→岩沼(宮城県) 345.3 km
JR東北本線 岩沼→北上(岩手県) 153.3 km
JR北上線 北上→横手 61.1 km
合計 1,821.2 km

海路 (運航距離)
佐渡汽船カーフェリー 新潟→両津→新潟 約60 km ※ノーカー

航空路 (地点間直線距離)
JAL 秋田→羽田 453.7 km
経費
ガソリン 38,105円
高速・有料道路 3,100円
駐車場 6,400円
鉄道・バス 34,360円
カーフェリー 4,880円 ノーカー
当日入場券類 12,800円 5日分
飲食 45,429円 1,377円/日
宿泊 24,020円 4泊分
入浴・洗濯等 2,866円
コイン・ロッカー 600円
ゆうパック 2,640円 2個分
合計 175,200円 5,309円/日

撮影枚数 1,868カット (56.6カット/日)
撮影コスト 94円/カット

別掲
フィルム 52,764円 54本
前売り航空券 14,000円 1便分
携帯電話 15,019円 定額料金日割
+通話料金
道路交通法違反金 18,000円 制限速度
25km/h超過
ロード・サービス 無料 バッテリー上がり


遺失物
現像済みスリーブ3本
 8月の遠征が敢え無く打ち切りとなったため、この9,10月の遠征では、その旅程のずれ込みのお陰で、今までにない中身の濃い日程を消化できた。自動車、列車、航空機、フェリー、バスと、あらゆる交通機関を駆使し、更には和田駅から秋田空港までは徒歩で挑戦したが、その道程の起伏の激しさに、初のヒッチハイクまでしてしまった。
 今回は4基地の航空祭に臨んだが、いずれも天候が晴々しくなかった。そのため、「4,000mm望遠でブルー・インパルスを撮る」機会はなかった。正確に言うと、浜松で撮ろうとしたが、レンズ・メーカー折込済みの小ネジのトラブルで使えず、既存500mmとテレコンの組み合わせで3,000mm望遠にして撮ってみた。ここで初めて気付いたが、これだけの望遠になると、機体が小さく軽敏な軍用機はフレーミングするだけでもかなり難しいということ。旅客機でいくらかこのレベルの望遠に慣れたところで、全く勝手が違った。4,000mmよりも、まずは3,000mmで確実にフレーミングすることが優先課題となった。並行して、1,500mmの手持ち撮影も始めた。こちらは機敏に飛び交う被写体を「捉えたままシャッターを切る」ことに四苦八苦。「見られる写真」になるまでは、暫く修行が必要なようだ。
 9月30日で新潟=佐渡の定期便が廃止になるため、旭新航空便の見納めに3日間佐渡に滞在。天候にも恵まれ心に残る3日間となった。殊に野宿で、真夜中の夜空に綺麗に煌めく天の川。今まで見たこともないような星々の輝きがいつまでも忘れられない。 
 今回の遠征の目玉はパシフィコ横浜で開催の国際航空宇宙展(JA2008)。前回のJA2004では出版社から頂いた招待券で入場したが、今回は全くの自腹。自腹となれば開き直りも早く、5日間の開催期間中、4日も通ってしまった。初日で、前回よりもスケールアップしていることに気付き、入場予定日数を3日から4日に変えざるをえなかった。それでも休み休みで、途中、講演を聴いたり、デモ・フライトを観たりと、4日かけても展示眼目のアウトラインしか呑み込めなかった。後は、あくせく撮った写真の現像が上がってから、あれこれと手にしたパンフ類と共に記憶を手繰り寄せることになるだろう。
 列車の旅を写真に残すことから派生して、乗り継ぎなどで長時間滞在したり、道旅の日程に支障がない範囲で寄り道したりする駅の周辺を撮ることも、この遠征から目的のひとつとなった。色々撮るのは非常に楽しいが、シャッターを切る前に「このまま撮っても大丈夫か?」という写真家としての判断が必ず働く。肖像権、商標権、迷惑防止、防犯と、様々な「写真界のルール」を考慮しなければ、迂闊にはシャッターは切れない。今後も色々と悩ましいケースに遭遇するかもしれないが、それはその都度、臨機応変に考えていくしかなさそうだ。
 混み入った市街地を抜け、気分もリラックスしてきたところで、庄内空港北側から滑走路下のトンネルを抜ける道路で加速し始めたら、すぐに目の前で赤旗を振られた。いわゆる「ネズミ捕り」にひっかかった。25km/hオーバー。最近は不穏車に苛立つことが多いため、不慮を警戒してかなりの安全行動をとっているが、まさか、こんな初歩的な罠にハマるとは思ってもみなかった。しかしこれも旅の戒め。ずる賢い威人よりも正直な凡人。旅は色んなことを教えてくれる。 


#7 2008年8月7日〜12日(6日間)
主な目的地
秋田空港
羽後飯塚駅→奥羽/五能/奥羽/津軽/海峡/江差/函館線経由
 →函館駅→函館(鹿部周り)/室蘭/千歳線経由→南千歳駅
千歳基地航空祭
札幌駅南口前、札幌駅→函館本線(駒ヶ岳周り)経由→函館駅

自家用車走行距離 63 km
Co2排出負担量 6.52kg/日
普通乗用車 63.0 km × 173g = 10.9kg
軌道車 1,441.8 km × 19g = 27.4kg
バス 5.4 km × 51g = 0.8kg
合計 1,454.7 km 39.1kg

鉄道路 (乗車距離)
JR奥羽本線 秋田→東能代(秋田県) 56.7 km
JR五能線 東能代→川部(青森県) 147.2 km
JR奥羽本線 川部→青森 31.1 km
JR津軽線 青森→蟹田(青森県) 27.0 km
JR海峡線[特急]白鳥 蟹田→木古内(北海道) 92.2 km
JR江差/函館本線 木古内→函館 41.2 km
JR函館本線 函館→鹿部→長万部 125.1 km
JR室蘭本線 長万部→苫小牧 135.2 km
JR千歳線 苫小牧→札幌 71.2 km
JR函館本線 札幌→小樽→長万部 174.0 km
〃 / [特急]北斗 長万部→森(北海道) 62.8 km
森→駒ヶ岳→函館 49.5 km
以下、旅程打切帰宅
JR江差/海峡/津軽
 /東北本線[特急]白鳥
函館→八戸 256.4 km
JR[八戸新幹線]はやて 八戸→盛岡 96.6 km
JR[秋田新幹線]こまち 盛岡→大曲(秋田県) 75.6 km
合計 1,441.8 km
経費
鉄道・バス 15,520円 「青春18きっぷ」
(11,500円)1枚含む
飲食 8,301円 1,384円/日
宿泊 7,170円 1泊分
洗濯/コイン・ロッカー 630円
合計 31,621円 5,270円/日

撮影枚数 525カット (87.5カット/日)
撮影コスト 60円/カット

別掲
フィルム 12,401円 15本
携帯電話 1,770円 定額料金日割
+通話料金
旅程打切帰宅 12,100円 特急1本
新幹線2本
前売券取消差損 20,160円 空路3便
特急2本
 出発直前の、漫画家・赤塚不二夫氏の訃報で旅支度も気が重かった今回の遠征。予定では北海道南を周遊した後、東京まで南下し空路で沖縄入り、半月滞在した後、鹿児島へ飛び、いくつかの空港に立ち寄りながら自宅まで北上することになっていた。しかし、不慮のトラブルで、たった6日で打ち切りとなった。
 8月12日、長万部から森まで日程調整のため特急に乗車したが、長万部駅で乗車する際、乗車する特急北斗の撮影に夢中になり、大急ぎで手荷物を抱え直して乗車しようとした。丁度、列車のドアが閉まりかけたため猛然と右脚を踏ん張ってダッシュした。その瞬間、ふくらはぎを何かで叩かれたような感触を覚えた。これ以来、右足を伸ばして立つことが困難になった。
 そして今度は、この特急から各駅停車への乗換えとなる森駅で、函館行きと同じホームに停車していた長万部行きに乗車してしまい、発車前に乗り間違いに気付かされ慌てて乗り換えたところ、今度は網棚に上げた寝泊りの必需バッグを置き忘れたことに電車が発車してから気付いた。函館に着いてもバッグの行方は知れず、もうこの日のうちに帰宅せざるを得なくなった。
 散々だったこの8月12日は日航ジャンボ機墜落の日。意気消沈した帰宅列車の中で思い出した。この日の起床時には気づいていたが、日中にはすっかり忘れ果てていた。気が重かった旅支度の反動で、浮かれ過ぎていた旅中にやっと気付いた。帰宅後すぐに、一度は御巣鷹山に行かなければならない心境に見舞われた。この8月12日は貴重な戒めの日となった。幸いにして、置き忘れたバッグは数日後には無事に手元に戻ってきた。右脚も肉離れと診断され、2〜4週間で完治する見込み。
 しかしこの遠征では、各駅停車の乗り継ぎと野宿の旅にも慣れ始めていることにも気付いた。自己流の一人旅スタイルもこれから徐々に充実していくだろう。一番の心配は天気。例え降水確率が低くても雨が降らない保障はない。万一の覚悟は常に必要だ。そして今回の「浮かれ旅」を反省して、腕時計を1分進めた。「浮かれず、焦らず、急がず」、今後の遠征の教訓だ。 
2008年8月24日 松島基地航空祭
 走行距離:402.8km Co
2排出量:46.7kg 撮影枚数:58カット / 悪天候につき飛行展示大幅縮小
 ※脚の怪我で歩行困難なため、場外より観覧




#4〜#6




「Co2排出負担量」は、このプロジェクトの動向を把握するための目安であり、
積極的に軽減するための目標ではありません。
あくまでも、長期間に渡る交通手段の変遷を考察するためのひとつの指標として
掲示しています。


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