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これが焦点距離1,500mmを手にしての初ショット。
夕刻、光量が刻々と減り行く中で、
滑走路へ向けてタキシー・アウトしていく機体の
首振りを捉えた。
ブレが醸し出す動感を狙った、
超望遠の幸先のいい一枚となった。



【撮影データ】
日時:2002年12月5日(木) 16時25分
場所:山形空港ターミナルビル左脇
天気:曇り
気温:11℃
気圧(QNH):29.93in.
東北東の風 16ノット
カメラ:ミノルタ「α-9」
レンズ:シグマ 500mm APO + TELEPLUS[×3]
焦点域:1,500mm
フィルム:フジクローム「RHPV」
感度:ISO400を4800に増感
撮影モード:絞り優先AE
測光モード:多分割測光
フォーカス・モード:マニュアル
シャッター速度:1/4秒
絞り:f20
露出補正:+1EV
画像処理にてシャドー部明度補正
三脚使用/雲台固定せず



臨醸飛行機写真館・山形空港




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私も飛行機写真を撮り始めた頃は、「ピントがぴったりでブレない写真」を目指していました。

今でもそれが基本であることには変わりありませんが、
やがて私の撮影ポリシーは、そういう格式ばったものから、その枠を超えようとする作品も狙うようになって行きました。

そのような作品の総称として「臨醸」という造語に辿り着きました。

飛行機の持っている無機質なメカらしさや離着陸時の躍動感などを、「醸成された臨場感で表現する」という意味で「臨醸」と表しました。

当コンテンツのジャンルは「飛行機写真」ですが、モチーフとしてはジャンル分けが難しい作品で構成されています。

機体のドアップあり、デタラメな構図あり、ブレまくりあり、いい加減露出あり、、、

ジャンル・フリーの過激な作品が当コンテンツのポリシーです。

コンテンツ名の も、 「Aviation(航空)」の「Avia」と「Picture (絵)」の「Pict」を合成した造語です。

そのまま訳せば「飛行機の写真」になりますが、前述の通り「飛行機写真の枠を超えた作品」を目指しています。

どうぞ、ごゆっくりご覧ください。